千葉で「青い目の人形」の紙芝居上演

24年2月28日 千葉県山武市立日向小学校6年生

 千葉の並木久栄さんたちが、千葉県山武市立日向小学校で、「青い目の人形」の紙芝居を6年生35名に上演されました。この紙芝居は、並木さんのお母さんが人形を守られた話を元にしています。

 神奈川の藤崎健一郎さんのお声がけで、吉德の青木さん、伊勢原の菅原さんも参加され、子どもたちに少しずつお話もされました。

 その後、並木さんのお母さんが守られた人形に会いに、同市立成東小学校にもみんなでお邪魔しました。どうもありがとうございました。

 並木さんたちは地域で紙芝居を続けられていて、すばらしい活動だと思います。

今年も北とぴあで「青い目の人形」の舞台

24.1.30.「渋沢栄一60歳からの青春」

 松阪出身の岡美保子さんが中心になって毎年開催されているイベントが、今年も開催されました。今年で3回目で、テーマは「渋沢栄一60歳からの青春」。第一部は渋沢栄一さん、第二部は人形交流をテーマにした公演でした。

渋沢栄一の短歌を歌う岡さん。
渋沢栄一の短歌を歌う岡さん。

 第一部では、渋沢栄一の一生を描きましたが、渋沢栄一の短歌にメロディをつけて、岡美保子さんが何首も歌われたのが印象的でした。

答礼人形について語る青木さん
答礼人形について語る青木さん

 第二部では吉德の青木さんが登場し、答礼人形についてわかりやすく端的に語って下さいました。青木さんの隣に「ミス三重」の写真が立てられていたのも嬉しかったです。


 第二部では、あべ静江さんも登場。あべさんと岡さんは実家がすぐ近くで親同士も仲良く、小学校の頃から知っていたそうです。あべさんは歌だけでなく、「青い目の人形」と戦争についての朗読もして下さいました。

 また二部では、「青い目の人形」や答礼人形がたくさん登場して、本音トークをする場面もあり、「ミス三重」はネブラスカにある手紙を朗読していました。演出が面白かったです。

 脚本に演出に歌に進行にと大活躍の岡さん、どうもありがとうございました。

ギューリック3世ご夫妻 山梨へ②

23年5月25日(木)山梨英和学院(甲府市)で交流

  吉德の青木 勝さんからの情報です。山梨に滞在されているギューリック3世ご夫妻は25日に山梨英和学院で交流をされました。

 この学院を卒業された志村真裕希さんが中学生の時に人形交流の研究をされ、ワイオミング州立博物館で大切にされている答礼人形「山梨富士子」に添えられた手紙を友だちと英訳して同博物館に贈られています。

 志村さんとのつながりから、昨年ギューリックご夫妻から「新友情人形」メーガンが贈られ、学院の子どもたちがビデオレターでお礼を送るなどの交流がおこなわれました。

 詳しくはこのページをご覧下さい。(配信期限が切れていたらご容赦下さい)。 

 画像はすべて青木さんのフェイスブックからお借りしました。ありがとうございまし


ギューリック3世ご夫妻 山梨へ①

23年5月24日(水)甲斐市で県内6体目?の人形と対面

 吉德の青木 勝さんからの情報です。

 来日されているギューリック3世ご夫妻は長野県から山梨県に移動され、24日は山梨県甲斐市の「アンティーク&カフェ花音」を訪ね、そのお店で大切にされている人形と対面されました。

 この人形は30年前に知人から買われたもので、その時に「韮崎の円野で校長先生をしていた

青木さんのフェイスブックより転載
青木さんのフェイスブックより転載
山梨日日新聞 23.5.25.
山梨日日新聞 23.5.25.

方の家に長年保管されていた」と聞かれたそうです。人形の形状も「青い目の人形」にとても良く似ていて、もしこの人形が「青い目の人形」と確定すれば、山梨では6体目になるそうです。

 ギューリック3世は、この人形に新しいパスポートを贈られる予定です。


東京・あきるの市で人形展示 23年4/8~7/2

 東京都あきる野市の戸倉しろやまテラスで、2月〜3月に続いて「青い目の人形」シャロンと「新友情人形」のローラが展示されました。

 戸倉しろやまテラスで開催された「花とアートと昭和の五日市町展」の1コーナーです。

 今回はさらに、近くの檜原小学校で大切にされている「青い目の人形」パティも加わりました。

左からローラ、シャロン、パティ。
左からローラ、シャロン、パティ。

 戸倉小学校が閉校後は、再活用された戸倉しろやまテラスで展示されています。

  パティは、あきるの市の西にある檜原村の檜原小学校で大切にされている「青い目の人形」です。当時のパスポートも残されています。

 ローラはギューリック三世ご夫妻から1990年に旧戸倉小学校に贈られた「新友情人形」で、現在は戸倉しろやまテラスで展示されています。

 5月14日(日)には「青い目の人形シャロンちゃん」のDVDも上映されました。

 シャロンは旧戸倉小学校で大切にされていた「青い目の人形」で、「背丈は1尺5寸」という当時の規定から外れているドイツ製のビスクドールです。おそらく、アメリカの家庭で大切にされていた人形が寄贈されたのでしょう。当時の歓迎会写真に、はっきりとシャロンが写っています。

会場には答礼人形「ミス東京府」の写真も。
会場には答礼人形「ミス東京府」の写真も。

千葉県で「青い目の人形」展示と朗読劇・紙芝居

 神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。

 千葉県山武市の歴史民俗資料館で同市成東小学校の「青い目の人形」アリス・プレーブルの展示(~23年3月26日)と、ギャラリートーク・朗読劇・紙芝居が開催(3月12日、26日)されました。

 ギャラリートークは両日とも10時、11時、13時半、朗読劇・紙芝居は13時、14時からで、いずれも30分でした。

 アリス・プレーブルを戦争中に守ったのは藤崎さんの叔母で、紙芝居は藤崎さんの従姉さんが書かれているのも素晴らしいですね。

あきる野市で人形の特別展示         23.2.4.~3.5.

 吉德の青木 勝さんからの情報です。

 東京都あきる野市の戸倉しろやまテラスで常設展示されている「青い目の人形」シャロンと「新友情人形」ローラが、3月5日までの特別展示ではひな人形と一緒に飾られました。

 シャロンはドイツ製のビスクドールだそうです。

青木さん提供
青木さん提供
西多摩新聞 23.1.27.(青木さん提供)
西多摩新聞 23.1.27.(青木さん提供)

 二体が大切にされていた戸倉小学校は閉校になりましたが、旧校舎を活用した戸倉しろやまテラスで今も大切にされています。

 神奈川の藤崎健一郎さんからも次の詳しい情報を頂きました。どうぞご覧下さい。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/230123


東総文化会館で朗読劇  23年2月19日(日)

 神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。

 2月19日(日)に千葉県旭市の東総文化会館で朗読劇「渋沢栄一翁ゆかりの青い目の人形物語」が上演されました。

 この劇に登場する成東小学校(千葉県山武市)の「青い目の人形」アリス・プレーブルは、藤崎さんの叔母さんが隠して守られたそうです。素晴らしいですね。

 詳細はこちらから

 

 また、東総文化会館では1月14日から2月26日まで、旭市の幼稚園児による「青い目の人形」の版画着彩展も開催されました。

今年も北トピアで上演

23年2月11日 「人形に託した思い 渋沢栄一物語」

 神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。

 活発に活動をされている「歌で伝える歴史文化の会」の皆さんが、今年も人形交流をテーマにした演劇を上演されました。

 今年のタイトルは「人形に託した思い 渋沢栄一物語」です。

 北トピアは東京都北区王子にあり、渋沢記念館のある飛鳥山の近くです。

フライヤー裏面
フライヤー裏面
フライヤー表面
フライヤー表面

 会の中心をされている岡美保子さんは三重県松阪市出身の方で、ミス三重の会が提供した人形たちの写真もフライヤーに登場しています。

 また、劇中には吉德の青木 勝さんも登場されました。舞台には「青い目の人形」や答礼人形も登場したそうで、とても楽しそうですね。

 

 


浦賀で人形交流の企画展示    22.12.10.~23. 1. 9.

タウンニュース(横須賀版)12月9日号より
タウンニュース(横須賀版)12月9日号より

 奈良の末吉洋文さんからの情報です。

 神奈川県横須賀市の浦賀コミュニティセンター分館で「青い目の人形展」が開催されました。

 地域の研究者である仲野正美さん(写真)が企画され、当時の写真や礼状などを展示して人形交流について伝えられました。

 詳細はタウンニュース横須賀版をご覧下さい。

(タウンニュースの掲載期限が切れていたらご容赦下さい)

埼玉と北海道の小学生が人形交流を学習

 神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。

 22年11月下旬に埼玉県深谷市の八基小学校4年生が、北海道清水町の清水小学校4年生とオンラインで交流しました。深谷市は渋沢栄一の出身地、清水町には渋沢栄一が十勝開墾合資会社を創設したそうで、渋沢栄一つながりの交流です。

 八基小学校の子どもたちは人形交流について説明し、清水小学校の子どもたちの質問に答えていたそうです。

 人形交流を学ぶ場がどんどん増えるといいですね。

 詳しくはヤフーニュースをご覧下さい。配信期限が切れていたらご容赦下さい。

日本人形玩具学会 研究発表会     22.10.22.

「人形交流100周年プロジェクト」の伊井さえ子さんからのお知らせです。
 10月22日にオンラインで日本人形玩具学会の研究発表会があります。10時~16時です。

 発表の中には、人形交流に関わるものもいくつかあります。人形交流100周年に向けて、プロジェクトが動き始めているようで楽しみです。

 当日の日程と参加申し込みはここをご覧下さい。


山梨で「青い目の人形」新確認か?

 吉德の青木 勝さんからの情報です。

「青い目の人形」に酷似する人形が山梨県甲斐市で確認されました。

 所有されている方は30年前に知人から買われたそうで、その時に「韮崎の円野で校長先生をしていた人の家に長年保管されていた」と聞かれたそうです。

 人形からは全く違和感を感じませんが、これから調査が進むといいですね。校長先生の特定と、円野小学校に残っている古いアルバムの調査がキーポイントになると思います。

 青木さんによりますと、この人形が「青い目の人形」と確認されると、全国で343体目になるそうです。

 新聞記事は青木さんのフェイスブックより転載しました。青木さんありがとうございました。 

山梨日日新聞 22.8.14.
山梨日日新聞 22.8.14.

紙芝居製作と340体の木版画着彩展

千葉県旭市での取り組み   7/2~8/21 東総文化会館

 神奈川の藤崎健一郎さんからの情報です。

 山武市の成東小学校で大切にされている「青い目の人形」アリス・プレーブルの紙芝居が作られ、8月3日に記者発表会が開催されました。

 紙芝居を作られたのは並木久栄さん、木版画は土屋金司さんです。

 アリス・プレーブルは並木さんのお母さんが戦争中にご真影の裏に隠して守ったそうです。

彩色された木版画(藤崎さんの投稿より)
彩色された木版画(藤崎さんの投稿より)
並木さん(右)と土屋さん(藤崎さんの投稿より)
並木さん(右)と土屋さん(藤崎さんの投稿より)

 

 また、土屋さんは現存する全国の「青い目の人形」の木版画を作られ、それに成東小学校の子どもたちが自由に彩色した作品約340点が、山武市に近い東総文化会館(旭市)で展示されました(7/2から8/21)。340点ですから、全国の「青い目の人形」の現存数とほぼ一致します。

 三重県の人形では、アニー(吉德)、メアリー(志摩小)、メリー(一志東小)が登場しています。


 この取り組みの様子がニュース映像で見ることができます。以下をクリックしてご覧下さい。

「平和啓発 青い目の人形救った秘話 紙芝居に」(チバテレ)

 視聴期限があったらご容赦下さい。

山梨英和中学・高等学校に「新友情人形」届く

山梨県甲府市 22年6月23日に学校で贈呈式

 ギューリック3世ご夫妻から山梨県甲府市の山梨英和中学・高等学校に「新友情人形」のメーガンが贈られ、23日に学校で贈呈式が行われました。307体目の「新友情人形」だそうです。

 この中学校で14才の時に人形交流についての研究をまとめられた志村真裕希さんとのつながりがありました。志村さんは「山梨富士子」が大切にされているワイオミング州立博物館にもメイルを送り、同博物館に所蔵されている手紙を友だちと英訳して博物館に贈られたそうです。

山梨日日新聞(15.12.4.)志村理部香さんのフェイスブックより
山梨日日新聞(15.12.4.)志村理部香さんのフェイスブックより

 志村さんは現在大学生ですが、今も研究を続けてみえるそうです。彼女のすばらしい取り組みがすてきな交流に広がりました。これからも学校で取り組みが広がるといいですね。

 贈呈式は志村さんのお母さまが務められました。お母さまは私たち「ミス三重の会」の活動についてもご存知だそうで、とても嬉しかったです。志村さん親子にまたいつかお会いしたいです。

 ワイオミング州はネブラスカ州のすぐ西なのも偶然ですね。 

メーガンちゃん。志村理部香さんのフェイスブックより
メーガンちゃん。志村理部香さんのフェイスブックより
山梨日日新聞(22.6.24.)青木さんのフェイスブックより
山梨日日新聞(22.6.24.)青木さんのフェイスブックより

「青い目の人形」すごろく  埼玉県平和資料館

青い目の人形双六(2006年発行)
青い目の人形双六(2006年発行)

 埼玉県平和資料館は埼玉県東松山市にあり、渋沢栄一が生まれた深谷市にも近いので、人形交流や渋沢栄一についての発信を精力的に続けています。

 全国で上映されているアニメ映画『青い目の人形物語』もここで作られ、今も定期的に管内で上映されています。

 人形交流について常設展示でもコーナーが少し作られていて、解説シートもあります。2006年に発行された「青い目の人形双六」も楽しそうで、遊びながら人形交流について知ることができます。

342番目の「青い目の人形」発見か?

千葉テレビ放送のウェブページより転載しました
千葉テレビ放送のウェブページより転載しました

 青木 勝さんがシェアされた情報です。

 長野県に配られた「青い目の人形」の可能性が高い人形が千葉市稲毛区で確認されました。

 千葉テレビ放送のウェブページによると、この人形を所有されている方のお母さんが長野県で教員をされていて、校長先生から人形を譲り受け、長野県の実家で保管されていたそうです。その後、人形をお姉さんから託され、千葉市の自宅で保管されていました。お母さんからは「当時人形を燃やしたことにした」と聞いたことを覚えてみえるそうです。

 その方は、この人形を長野市立博物館に寄贈され、5月25日に長野市に運ばれたそうです。

 青木さんによると、この人形が「青い目の人形」だった場合、342番目の確認になるそうです。三重でも10体目の現存が確認できるといいですね。

神奈川県伊勢原市の取り組み

ルース・ジェーン(伊勢原市のページから転載いたしました)
ルース・ジェーン(伊勢原市のページから転載いたしました)

 藤崎健一郎さんからの情報です。

 藤崎さんのご友人が、神奈川県伊勢原市の大山小学校で大切にされている「青い目の人形」を紹介するページを作られました。

 この人形(ルース・ジェーン)は日本製のビスクドール(陶器製)で、アメリカに輸出されてアメリカの家庭でかわいがられ、それから1927年のギューリックさんたちの取り組みに寄贈されて「青い目の人形」として日本に戻りました。2018年に伊勢原市の登録文化財になっているそうです。

 人形を紹介するページは日本語版と英語版があります。

日本語版 https://www.city.isehara.kanagawa.jp/.../docs/2018121100095/

英語版  https://www.city.isehara.kanagawa.jp/.../docs/2021072700115/

 

 さらにこのページが、ルース・ジェーン(Ruth Jane)の贈り主であるアイオワ州O'Brien郡Primghar市の地元紙でも紹介されたそうです。英語表記をつけたからこその広がりですね。以下のアドレスでご覧下さい。

https://belltimescourier.com/.../isehara-kanagawa-holds.../

 

 今後、伊勢原市との間で交流が広がるといいですね。 

箱根町立郷土資料館で「青い目の人形」展示

21.10. 2.~11.28. 「箱根を拓く 渋沢栄一と箱根」展

 神奈川県の箱根町立郷土資料館で「箱根を拓く 渋沢栄一と箱根」展が開催され、その中で2体の「青い目の人形」が展示されました。

 宮城野小学校に贈られたエミリーと、温泉小学校に贈られたマリールーです。どちらも小学校も今はなく、現在2体は箱根の森小学校で大切にされています。 

 会場では、1927年当時の歓迎会写真や、人形の送り主からの手紙など、貴重な資料も展示されていました。

マリールー(左)とエミリー
マリールー(左)とエミリー

 特にマリールーは、今でも防空頭巾をつけています。戦争中に金髪を隠すためにかぶせられたと説明に書いてありますが、防空頭巾をつけた「青い目の人形」は貴重です。

箱根町立郷土資料館
箱根町立郷土資料館

演劇「渋沢栄一と青い目の人形」上演

21.11.20.  北トピア(東京都北区王子)

 青木さんがフェイスブックでタグ付けされた情報です。
 11月20日(土)に東京の北トピアで「渋沢栄一と青い目の人形」という演劇が上演されました。たくさんの出演者による大がかりな劇で、青木さんも出演されました。

 人形交流について、北トピアでの活発な活動が続いていてすばらしいです。

 画像はすべてGreg Irwinさんのフェイスブックより借用致しました。ありがとうございました。


人形交流の紙芝居上演 21.7.20.

茨城県古川市 古河幼稚園で「青い目の人形 メリーのねがい」

朝日新聞(夕刊)21.8.11.
朝日新聞(夕刊)21.8.11.

 ミス三重の会の野呂さんに東京のご友人から送られてきた情報です。

 茨城県古川市の学校法人・古河幼稚園で大切にされている「青い目の人形」メリーは、アメリカに里帰りしたり、「徹子の部屋」に出演したりと、他の人形にはない経験をしています。

 今年はメリーの物語を紙芝居にして7月20日に披露されました。この紙芝居は1部2000円で購入可能だそうです。希望される方は「子どもの文化研究所」(03-3951-0151)までお問い合わせ下さい。

埼玉県に残る12体の「青い目の人形」を展示

21年3月23日~5月16日 埼玉県立 歴史と民俗の博物館

 渋沢栄一が大河ドラマになったことに関連して、故郷の埼玉県で「青天を衝け~渋沢栄一のまなざし~」展が開催されています。その一環で、埼玉県内に現存する「青い目の人形」12体が勢ぞろいして展示されました。また、埼玉から贈られた答礼人形「ミス埼玉(秩父嶺玉子)」を復元したものも展示されました。

 期間中、3月21日の午後にSKIPシティ映像ホール(川口市)で、1年前に予定されていた「日米人形交流と渋沢栄一~21世紀への伝言」が開催され、シカゴで発見された1927年の「青い目の人形」歓迎会を記録した映像フィルムの上映会やシンポジウムが開催されました。また、4月25日の午後には記念講演会「現代に生きる渋沢栄一の思想と行動」(渋沢史料館館長・井上潤さん)も開催されました。

 図録や「人形クリアファイル」は博物館のウェブページで購入可能です。

渋沢栄一翁と青い目の人形~平和への祈り~

FRIendship dolls  青い目の人形 と 黒い目の人形

2021年2月11日 北とぴあ・カナリアホール

 東京で、渋沢栄一さんや人形交流のセミナー、そして童謡や「渋沢栄一さんの和歌」を歌にしたものを聞く集いが北区王子で開催されました。

 

 2021年2月11日(木) 14時~16時

 北とぴあ14階 カナリアホール(東京都北区王子1-11-1

 

セミナー

  渋沢栄一と人形たち(椿 邦司さん)

  答礼人形の歩み(青木 勝さん)

童謡「青い目の人形」他「渋沢栄一翁の和歌」を歌う(岡美保子さん)

 

 いつもお世話になっている青木さんが「答礼人形」について話され、三重県出身で松阪市ブランド大使もされている岡さんも人形交流にもとても関心をもっていらっしゃいます。

「ミス三重」と、松阪市豊地小学校の「青い目の人形」グレースもフライヤーに登場しました。

 

 主催団体の「渋沢栄一と青い目の人形」文化交流実行委員会では、2021年11月20日に「渋沢栄一と青い目の人形」というミュージカルも予定されているそうで、こちらも楽しみです。 

読売新聞 群馬版の記事です(21.1.10.)

 青木さんからの情報です。

 2021年1月10日の読売新聞・群馬版に人形交流の記事が出ました。

 5回シリーズで特集された「渋沢の贈り物」の最後を飾る記事で、群馬の人形交流について詳しく紹介されました。

 群馬と言えば、「青い目の人形」が再び脚光を浴びるきっかけになったNHKの番組「人形使節メリー」(1973年)と金子武男先生を思い出しますが、そのエピソードから2016年に里帰りした答礼人形「ミス群馬」まで、渋沢さんの業績とともに紹介されています。

 今年の大河ドラマに選ばれた渋沢栄一さん。人形交流もたくさん紹介され、多くの方に伝わるといいですね。

さいたま市で人形交流のイベントを開催

 埼玉県立「歴史と民俗の博物館」で、「日米人形交流と渋沢栄一~青い目の人形歓迎会記録フィルムの上映と未来への遺産」イベントが開催されます。
 シカゴで発見された1927年の「青い目の人形」歓迎会を記録した映像フィルムが上映されます。また、関連した講演やシンポジウムも開催されます。 

 会場はJR大宮駅から野田線で2駅の大宮公園駅下車5分です。

 

 このイベントは新型コロナウィルス対応のために延期され、1年後の21年3月21日に、SKIPシティ映像ホール(川口市)で開催されました。


「ミス宮崎」展示

2017年8月1日(火)~8月30日(水) 横浜人形の家

 損傷の激しかった「ミス宮崎」の修復が完了し、横浜人形の家で公開されました。

 今回の修復はミネソタ州ミネアポリスの皆さんの募金によって実現しました。

 展示後、とても美しくなった姿をミネアポリスの皆さんに披露します。

 いつの日か、宮崎県にも里帰りできるといいですね。

 

「ミス宮城」展示

2017年5月20日(土)~6月4日(日)  横浜人形の家

画像は青木勝氏提供
画像は青木勝氏提供

「ミス宮城」が2年ぶりに日本に帰って来ました。この夏に仙台市をはじめ各地で展示されますが、最初は横浜人形の家です。

 人形交流の歴史の中で、大きな役割を果たしてきた横浜人形の家。人形交流90年の節目の年には「ミス宮城」に続いて「ミス宮崎」も展示される予定です。

「ミス群馬」里帰り展

 2016年7月23日~8月21日に、萩原朔太郎ゆかりの前橋文学館(群馬県前橋市)で「戦争を忘れない展~平和を願った人形たち~」が開催され、「ミス群馬」が里帰り展示されました。

 

「ミス群馬」は2009年にマレーシアで発見されて、関係者の努力で2015年にアメリカに戻り、2016年に日本で修復されて、初めての里帰りです。

 会場には群馬県内に残る17体の「青い目の人形」のうち8体が展示されました。

 会場とのお約束により画像は紹介できませんが、「青い目の人形」研究の出発点になったNHKの番組「人形使節メリー」(1973年)で紹介された沼田市・利根小学校のメリーや、珍しいドイツ製ビスクドール(磁器人形)である前橋市・城東小学校のバージニアなど、魅力的な人形たちがそろっていて見ごたえがありました。

 

「ミス群馬」は個人所有で、展示会のあとフロリダ州で「ミス長野」(元「ミス愛知」)や元「ミス青森」と一緒にすごします。