②ネブラスカ書簡(三重の子どもたちからの手紙)
友情人形のお返しに日本から贈られた58体の答礼人形。三重からは「三重子」が贈られましたが、人形には三重県の子どもたちが書いた手紙も添えられていました。
その手紙が、答礼人形「ミス三重」が大切に保存されているネブラスカ州のネブラスカ州立大学に大量に保管されています。私たちはネブラスカ書簡と呼んでいます。
2008年と2016年の調査によって、ネブラスカ書簡の総数は217通で、142の小学校・幼稚園が判明しています。
③新聞記事、市町村史、小学校資料など
「青い目の人形」が贈られた1927年3月頃から7月下旬にかけて、当時の新聞に歓迎会などの記事が多く見られます。同年9月頃からは答礼人形「三重子」や送別会の記事が増えてきます。県立図書館などで検索が可能です。
また、市町村史で説明や写真が掲載されていることも多いです。
さらに、小学校や幼稚園が所蔵している古いアルバムから歓迎会などの写真が見つかることも多いですし、当時の先生や保母さんの個人アルバムからも発見されています。まだ悉皆調査がなされていないので、新しい資料が見つかる可能性が高いです。