アメリカでの取り組み


「ミス関東州」がオークションに

 青木さんがシェアされた情報です。

 24年1月に人形研究家のアラン・ペイトさんのグループの方が、フェニックスでのオークションで答礼人形「ミス関東州」を入手されました。

「ミス関東州」は元「山形千歳」で、ワシントン州ベルビューの私立施設で公開されていましたが、23年に閉館しオーナーも亡くなられたために、施設の収蔵品がすべてオークションに出されたようです。

 人形交流に理解のある方が所有され、日本への里帰りと修復が近づいたようで嬉しいです。

 画像はすべてアラン・ペイトさんのフェイスブックから抜粋しました。ありがとうございました。

青木さんがデンバーで人形2体を修復

 吉德の青木さんからの情報です。

 23年11月に、青木さんはアランペイトさんと一緒にコロラド州のデンバーに行かれ、2体の答礼人形の修復をされました。

 1体目はデンバーで個人所有されている答礼人形で、帯の模様から元「ミス島根」と考えられています。所有されている方は1980年代に友人の人形ディーラーから購入され、1997年に答礼人形であることが判明しました。

帯の模様が元「ミス島根」と一致。
帯の模様が元「ミス島根」と一致。

 所有者がアランさんを介して修復と着付け直しに同意して下さったので、青木さんが人形全体の点検の後、顔のひび割れの治療と汚れ落とし、外れていた右腕の取り付け、長年の経過で固まっていた髪の毛をとく作業をされました。胴体に仕込まれたフイゴ笛も健在で、声を初めて聞かれた所有者は感動されたそうです。

 髪の毛の整えや頭部のひび割れ、脚の痛みなどの本格的な修復はこれからで、日本への里帰りが実現するといいですね。

部分的に修復され、着付け直しが終った元「ミス島根」
部分的に修復され、着付け直しが終った元「ミス島根」

 2体目はデンバーのミニチュア・人形・おもちゃ博物館で常設展示されている「ミス新潟」(元「横浜浜子」)です。1988年の答礼人形合同展示(19体)、横浜人形の家の1991年「開館5周年」、1996年「開館10周年」に里帰りしています。

青木さんは人形の点検の後、着付けを直し、長年の経過で固まっている髪の毛を櫛でとかして整髪されました。

「ミス新潟」は特別の髪飾りを装着しているそうです(右写真)。横浜市には里帰りしていますが、新潟にも帰れるといいですね。

 (画像は青木さんのフェイスブックから借用しました。)

「ミス新潟」(元「横浜浜子))
「ミス新潟」(元「横浜浜子))

答礼人形「ミス和歌山」の情報です

 吉德の青木さんがフェイスブックでシェアされた情報です。シエラネバダ・ドール・クラブの皆さんと、カリフォルニアのジャスト・アバウト・ドールズドール・クラブの皆さんが、23年10月29日にネバダ州リノ市のネバダ歴史協会を訪問され、答礼人形「ミス和歌山」と対面されました。

「ミス和歌山」
「ミス和歌山」

 答礼人形「ミス和歌山」は元の「ミス奈良」と考えられていて、これまでに里帰りしていない答礼人形の一つです。2027年までに里帰りして修復や着付け直しができるといいですね。

 画像は、青木さんがシェアされたサユリ・シンさんのフェイスブックから借用致しました。


「ミス岩手」の昼食会  23.4.15.

語り続ける「ミス岩手」
語り続ける「ミス岩手」

「ミス岩手」は今もバーミングハムで活躍しています。画像はすべて青木さんのフェイスブックより借用いたしました。

 

 吉德の青木さんからの情報です。

 アラバマ州バーミングハム公立図書館で大切にされている答礼人形「ミス岩手」。 

 4月15日に地元のバーミングハム・ドール・クラブの皆さんによる昼食が開催されるそうです。人形研究家のアラン・ペイトさんの講演会もあるそうです。

バーミングハム・ドール・クラブの皆さん
バーミングハム・ドール・クラブの皆さん

バーバラさんが亡くなりました…

 青木さんからの情報です。

 ギューリック3世ご夫妻のお嬢さんバーバラさんが22年4月17日に亡くなりました。

 数年前から脳腫瘍と闘われていました。とても残念です。

『golden repair』の表紙
『golden repair』の表紙
バーバラさんとソフィアさんの本から
バーバラさんとソフィアさんの本から

 バーバラさんと娘さんのソフィアさんがまとめられた詩の本『golden repair』を青木さんを通して送って頂きました。1部残っていますので、お分けできます。

 希望される方は右側の「お問い合わせ」でお知らせ下さい。先着順に致しますのでご容赦下さい。


ギューリック3世ご夫妻の娘さんの支援を!

娘さんとお孫さんが本を出版されました

 青木さんからの情報です。

 ギューリック3世ご夫妻の娘さんとお孫さんが本を出版されました。購入すると闘病生活をされている娘さんの支援にもなるということで、青木さんのもとに何冊かの注文があつまりました。

 

 青木さんからのメッセージを紹介します。

 

 日米親善人形の「新青い目の人形」を贈り続けているギューリック3世ご夫妻のお嬢さんバーバラさんと彼女の娘ソフィアさんの『詩の本』が発刊されました。バーバラさんは数年前から脳腫瘍と共に生きています。お母様のフランシスさんもご自宅からノースカロライナの娘さんを病院に連れて行くために9時間かけてドライブ、その間ギューリック3世博士はメリーランド大学で教鞭をとるためお一人で留守をされています。

本をご希望の方は、次のURLで

https://www.blurb.com/b/11081486

 一冊$15 売上の一部は、深刻な病気に直面している若い家族を支援します。バーバラさんはご家族全員で来日されたこともあり、元気になって欲しいと願い、一冊注文しましたが、別に送料が$34.99かかりました。ご賛同いただける方がいらっしゃれば、当方でまとめて注文を取り扱いします。ご連絡ください。


デトロイトから「ミス秋田」の情報です

 青木さん(吉德)がシェアされた情報です。

 情報を出されたのはデトロイト子ども博物館で、

21年8月12日に以下の文を発信されています。

 

DCM staff proudly welcome Consul General Shindo, Deputy Consul General Otsuki and Ms. Rhea Young of the Consulate General’s Office of Japan in Detroit to the Detroit Children’s Museum tomorrow to visit with the ‘Peace Doll’ -Miss Akita.  

Please contact DCM curator Don Bogart , who created this awesome display, for information about the beautifully rich and powerful history of Miss Akita.

 

 ミシガン州のデトロイト科学センターで大切にされている答礼人形「ミス秋田」が、1990年に秋田県ユネスコ協会から贈られた「横手雪子」、2019年に「ミス秋田」の弟として寄贈された「ミスター秋田」とともに、デトロイト子ども博物館で展示されたようです。お道具類も展示されていることがわかります。

 青木さんによると「ミス秋田」の右腕が少し下がっていて、脱臼しているようだということです。早く治してあげたいです。

「ミス秋田」は1988年にそごう百貨店で開催された「青い目の人形交流展」で帰国してからずっと帰ってきていません。でも、秋田とデトロイトとの交流が続いていて素晴らしいです。2027年には里帰りできるといいですね。

 

 画像はすべてFacebookの Detroit Children's Museum  のページから転載致しました。

シカゴで1927年の記録映画を発見

 アラン・ペイトさんからの情報です。

1927年にYMCA映画製作所が作った「Doll Messengers of Friendship 」という映画がシカゴで発見されました。

そこにはシドニー・ギューリックさんや、アメリカで人形が集められている様子、日本での歓迎会やそこで熱弁をふるう渋沢栄一さんの姿もあるそうで、アランさんも興奮されたそうなのでかなり貴重です。

その映像(または一部)が20年3月に埼玉県立歴史と民俗の博物館での「日米人形交流と渋沢栄一」というイベントで上映される予定でしたが、コロナ騒動で延期になっています。

早く映画の全編を見たいですね。

 右写真は1926年12月のエブリランド誌に掲載されたもので、米村英子さんと篠原メアリーさんがイリノイ州ロックフォードでのレセプションで「青い目の人形」を手にしている画像で、映像に添えられているそうです。

 画像はアラン・ペイトさんのフェイスブックより転載させて頂きました。

「ミス群馬」がフロリダ州で公開

「ミス群馬」がフロリダ州のモリカミ博物館で公開されることになりました。

「ミス群馬」は2009年に青木勝さんによって、何とクアラルンプール(マレーシア)で存在が確認され、アラン・ペイトさんによって2015年にアメリカに帰りました。

 そして、2016年に日本で修復後、前橋市で里帰り展がおこなわれ、2017年からフロリダ州デルレイビーチ市のモリカミ博物館で保管されています。

 モリカミ博物館は、日系移民の森上助次(すけじ→ジョージ)さんが寄贈された広大な土地に建てられ、日本文化についての展示や講座がおこなわれています。日本庭園でも知られていて、答礼人形にはぴったりの博物館です。

 2018年3月3日から公開され、当日はアラン・ペイトさんの講演会も開催されました。

 下の画像はアランペイトさんのフェイスブックより転載させて頂きました。