E.I.H(ホースマン)社製。
パスポート未確認。ドレスはオリジナル。
名前:地域での伝承。ネブラスカ書簡で確認。
送り主:不明
配布先:一志郡川合尋常高等小学校(現:津市立一志東小学校)
歓迎会写真:未確認
ネブラスカ書簡:2通(尋常科第六学年女生50名 総代・田中千代さん、高等科女生一同。)
A479-146
守った人:校長
津市立川合小学校は、2014年に近くの小学校を統合して一志東小学校と校名が変わりました。校舎や場所は川合小学校のままです。
1927年の歓迎会写真はまだ見つかっていませんが、1935年に小学校に入学した方のお話では、学校の玄関を入った中央廊下左側のガラス張りスペースに、砲弾・軍服・拝刀(儀礼刀)と一緒に人形も飾られていたそうです。
敗戦直後の1945年9月初め頃に、当時の校長先生(1941年4月~1946年3月まで勤務)の自宅の蔵の中に人形があったことがわかっています。蔵の中には人形の他に占領軍から処分命令が出ていた教育勅語もあったそうです。
その後の消息は不明ですが、1986年に当時の校長先生が3階の倉庫を片づけている時に人形を発見しました。この校長先生は同校の卒業生でもあり、何度も人形を見ていたので、すぐに「青い目の人形」だとわかったそうです。人形は当時の木箱に入れられ、服も昔のままでしたが、ずいぶん傷んでいるように感じられたそうです。
2017年7月14日にギューリック3世ご夫妻が来校されて、子どもたちと楽しい時間を過ごされました。
そして2018年春に、ご夫妻から「新友情人形」のヒルダが贈られました。メリーとヒルダは児童玄関前のガラスケースの中で子どもたちを見つめています。