「ミス宮城」里帰り展

 2017年7月30日~10月1日に、仙台市歴史民俗資料館で「ミス宮城と青い目の人形~人形交流90周年」展が開催されました。

 ミズーリ州のセントジョセフ博物館に委託されている「ミス宮城」が里帰りし、所有者のドロシ―・バーキーさんもオープニングセレモニーに参加されました。

 また、宮城県に残っている「青い目の人形」10体すべてが展示されたのも初めてのことでした。

 

ナンシー
ナンシー

 そのうちの1体、東松島市の「青い目の人形」ナンシーは、東日本大震災による津波の被害に遭い、2015年の展示では目が開かない状態でしたが、その後修復されて元気な姿を披露してくれました。

 また、ギューリックⅢ世夫妻から歴史民俗資料館に贈られた「新友情人形」のエミーも展示されました。

 すべての人形は、釣り糸などで固定されていて、大きな地震を体験されているからこその配慮だと思いました。

 なお、「ミス宮城」はこの里帰り展の前に、2017年5月20日~6月4日は横浜人形の家で、その後吉徳コレクションで展示された後、7月11日~23日は「ミス三重」と一緒に三重県総合博物館(みえむ)で展示させて頂きました。

「ミス岩手」里帰り展

 2015年のクリスマスイブから16年3月6日まで、岩手県立博物館(盛岡市)で「バーミングハム公立図書館からの贈り物  日米親善人形『ミス岩手』の里帰り」展が開催されました。

 

「ミス岩手」はアラバマ州のバーミングハム公立図書館で、お道具や岩手の子どもたちからの手紙と一緒に大切に保存されています。

 右腕がとれるなど損傷が進んでいたのを憂いた図書館の方や地域の婦人会の方などが寄付を募り、2015年8月から11月にかけて日本での修復が実現しました。 

「ミス岩手」と一緒に展示されていたのは、岩手県陸前高田市の「青い目の人形」。アメリカとの戦争中に焼却されそうになりましたが、女性教師の機転によって守られたそうです。

 東日本大震災では津波に流されましたが、金庫の中に保管されていたので1ヶ月後に救出され、県立博物館で除泥や脱塩などがおこなわれてきました。戦争と大津波を乗り越えた貴重な人形です。

 

「ミス岩手」は3月にアメリカに帰り、バーミングハム公立図書館でも盛大にお披露目されました。

「ミス宮城」里帰り展

 2015年5月1日~6日に仙台市歴史民俗資料館で「お帰りなさいミス宮城~答礼人形と青い目の人形~」が開催されました。

「ミス宮城」はミズーリ州カンザスシティのドディ・バーキーさんが所有されていて、一緒に里帰りしました。

 会場には「青い目の人形」が2体(東松島市の「ナンシー」と石巻市の「ステラ・ローラネル」)、そして2011年にギューリックさんから贈られた新友情人形「エミー」も一緒でした。

「ナンシー」(左写真)は東日本大震災で津波の被害にあい、無事に助け出されまいしたが、海水に浸かったために目が開かなくなりました。

(でも、展示会の後で修復され元通りになり良かったです。)

 

「ミス宮城」は個人所有ですが、普段はミズーリ州のセントジョセフ博物館で保管されています。この博物館にはもともと「ミス兵庫」(元「三重子」)が保管されています。ミズーリ州はネブラスカ州のお隣で、車ならハイウェイでリンカーンから2時間半ほどです。